建ててからでは見えない壁の中の秘密!
家を長寿に保つ秘訣である壁内の結露対策にもこだわります。

代表取締役社長 江田 圭豪

家族 施工中

日本では近年、国を挙げて「高気密住宅」を推奨し、これが主流となりつつあります。
しかし高気密住宅は材料の選定や施工の精度によって壁の内部に水滴が発生する『内部結露』
の危険性が高まります。

「内部結露」とは、壁の内部や床下などの見えない箇所で発生する結露のことです。
木造に限らず壁の中には水分が存在し、通常の住宅では柱の水分含有量は15%、
フローリング等は8%と言われています。
このようにどう乾燥していても水分は存在し、私たちは水分(湿度)と共存しています。

しかし必要以上の水分は木を腐食させ、断熱材の性能を低下させ住宅の寿命を縮めてしまいます。
日本の住宅の平均寿命が約30年、フランス・ドイツは約60年、アメリカは70年、
イギリスはなんと80年以上と国ごとに格差があります。日本住宅が短命な主な原因はこの内部結露対策によるのです。
誰でも長持ちする住まいが良いですよね。
だからこそエム・アール・ホームでは壁の内部で結露させない素材・施工技術をご提案いたしております。
お客様が長く住む家ですから、目には見えないところに使用する素材でもエム・アール・ホームはご提案いたします。

家の窓

窓だけじゃない!
見えないところも結露させない

内部結露がもたらすマイホームへのダメージ

「内部結露」とは、住宅の壁の中など目には見えない部分で結露が発生することを指します。
結露は、水分を含んだ暖かい空気が、冷やされたものに触れることで起こります。
壁の中に湿気が入り込むことで発生する内部結露を放っておくと、柱や土台を腐らせる原因となり、建物に必要な強度が失われてしまいます。そのような状態で大きな地震が起こればひとたまりもありません。

内部結露が発生

一般的な住まいの湿気の流れ

夏は外から中へ湿気が移動し、
壁紙付近で結露注意

湿気を通しにくいビニールクロス付近で結露注意

冬は室内から外へ湿気が移動し
耐力面材付近で結露注意

湿気を通しにくい耐力面材は結露注意

水ははじくが湿気は通す「透湿素材」で家を湿気から守る

湿気の分子一つの大きさは約0.0004μm。(1㎜の1000万分の1)水の分子は100μm。水は湿気の100万倍の大きさです。つまり水を通さない穴でも湿気は通ってしまいます。石膏ボードの隙間は1μmですから水は通さず、湿気は通す素材を使うことで、湿気を吸ったり排出する家づくりを行います。

水の分子の100万分の1が湿気の分子

内部結露による危険性

家の耐久性の低下
木材を腐らせる木材腐朽菌が繁殖し、木材の組織を分解し腐敗させるため、家の耐久性が落ちることにつながります。地震発生時の倒壊に繋がりかねません。
白アリの繁殖
腐敗した木材は、シロアリの繁殖を招き被害を拡大させます。の繁殖は建物寿命を縮める大きな原因になります。
断熱材の性能低下
壁の内部にグラスウールなど繊維系断熱材を使用していると濡れて水を吸い込んで重みでずれることがあります。断熱層に欠損が生じ気密性が低下します。
カビの発生による健康被害
壁の内部でカビが繁殖すると、ダニの繁殖につながり、喘息やアレルギー疾患など暮らす人の健康面に影響を及ぼす恐れが高まります。
天井

エム・アール・ホームの
湿気・結露対策

壁の仕組み

外壁の防水透湿シート

外部からの防水の役目を果たすシートです。湿気は通し、水や空気は遮断します。耐久性が強いタイベックを中心に使っています。西日が特に強い場所だと西側だけ熱に強いトリオシートを使ったり、北側だけ外からの過度の湿気の侵入を調湿し抑えるウェザーシートに変えたりしています。

タイベック
タイベック
トリオシート
トリオシート

冬場の壁の湿気を排出する外の耐力面材

冬場に暖かく加湿された室内から、壁の中に湿気が入り込みます。その溜まった湿気を排出する透湿性の高い耐力面材を使用しています。超強力な防水気密テープも使用しています。

ダイライト
耐震・防火・耐久性もよいダイライト
防水気密テープ
防水気密テープ

透湿効果の高い断熱材+透湿シートを使用する

湿度が高い年があっても、家の中にこもることなく吐き出すことができます。屋根がグラスウール90㎜と120㎜を使用しています。2つを引くことで、より断熱効果があがります。
壁にはセルロースファイバー+透湿シートを使用しています。

セルロースファイバー
セルロースファイバー
透湿シート
透湿シート

調湿効果のある仕上材料・漆喰を使用する

内壁と天井に使用しているのは自然素材100%で出来た漆喰を使用し、湿度を調整します。壁紙を使用する場合は夏場の湿気をためない壁紙を使用します。

漆喰壁
漆喰壁
室内壁紙
室内壁紙

調湿作用のある無垢フローリングを使用する

500㎖のペットボトル約25本分もの湿度を調湿してくれるという無垢フローリング。きちんとメンテナンスをすると最低30年~50年末永くお使いいただけます。

無垢フローリング
無垢フローリング
屋内

結露計算プログラムによる
検証を行っています

壁や天井の内部を見える化し万全の結露対策を

エム・アール・ホームでは経験や感覚ではなく結露計算によって「外壁・断熱材・木材・内装壁」など住まいの壁や屋根を構成する部材の個々の透湿率を計算し、結露の可能性のある個所を検証しています。
壁や天井の内部を見える化し結露の危険性がある場合は断熱材の強化などの対策を施し万全の対策を行います。結露計算によってより安心・安全なお住まいをお届けいたします。

結露計算の表
結露計算(壁・天井)