T-G2だったのに天井断熱材を増したらT-G3住宅に!そんな事あるの!?
当初、T-G2仕様で断熱計算していました。『もしかして・・・』と天井の断熱材を増してみると・・・なんとびっくり!とっとり健康省エネ住宅性能基準T-G3レベルの数値が!T-G3住宅に向かって施工したお話をご紹介します。
こんにちは!エムアールホームです。
あ!っという間に10月も真ん中まで来てしまいました。
寒いなぁ~と思ったら、暑い日があったりと
体調を崩しやすい時期です。
皆様、体調崩されないよう気を付けて下さいね!
今回は『T-G2仕様だったはずが天井の断熱材を増したら、なんとT-G3になっちゃった!』お話です。
そもそものUa値は・・・
今回のお住まいT様邸、間取りや窓の位置も決まり断熱計算をさせていただいた際に
Ua値0.26でした。
計算していた社長・・・
『もうちょっと頑張ったらT-G3に届くんではないか?』と思い
天井の断熱材を増してみた所『0.23』・・・
え!?これT-G3レベルの数値じゃん!
となり、今回T-G2からT-G3仕様へ変更しました。
とっとり健康省エネ住宅性能基準”T-G2”と”T-G3”の違い
T-G2とT-G3の違いは大きく分けて3つ!
(今回はざっくりとわけました)
●断熱材の厚み
●数値の違い(Ua値)
●補助額の違い
あとは、当社の仕様だと、間取りや吹き抜けが有る、無いにもよりますが
エアコン1台で家全体を暖めると言った特徴などなどもあります。
断熱材の厚み
断熱材の厚さは住まいの断熱性能に比例すると考えています。
断熱材がたくさん入っていれば、入っている分外気からの温度に左右されないと考えています。
あとは、サッシの数や大きさにもよってきます。
サッシのお話はまたさせてください。その時までに、橋根、しっかり勉強しておきます!!
今回のお住まいは天井の断熱材を
195㎜から360㎜に断熱材を増してみた所、数値が下がり
結果、T-G3住宅となりました。
平屋住宅のT様邸なので、特に夏場、屋根からの熱が伝わってくるので、天井断熱材を増すことで
天井から室内へ伝わる熱を少しでも防ぐ事ができるので
断熱を増したことは、快適な暮らしをしていただくのにいい方向に繋がったと考えています。
数値の違い(Ua値)
もともとのT様邸のUa値は0.26でした。
とっとり健康省エネ住宅性能基準のT-G2は0.34以下であること
なので、0.26でも断熱性能としてはとてもいい数値になっています。
それが、天井の断熱材を増したことで0.23まで数値が下がりました。
補助額の違い
上記の表に記載があるように、T-G2だと最大80万、T-G3だど最大100万の補助金があります。
今回、断熱材を増したのもこの増額になった20万で、増やすことが出来たので
断熱材の材料費をいただくことなく、増す事ができました。
今回は追加費用を頂いていませんが
少しイニシャルコストをかける事で、完成後のランニングコストを抑える事ができます。
T様邸のT-G3住宅になったまとめ
今回は本当に色々な条件がいい方向に繋がり
T-G2からT-G3へグレードアップしたと思います。
●平屋住宅だった事
●窓が少なかった事
●T-G2の段階で『Ua値0.26』だった事
●補助金額内で断熱材を増量できた事など
そう考えると、本当に住まいの断熱には
断熱材の量とサッシの数や大きさが関係してくるな~と思いました。
そうは言ってもT-G3には努力が必要!
『断熱材増したら簡単に・・・』と思われるかもしれませんが
本当にそんなに簡単な事ではありません。
『ご予算がいくらでもあります!』だったら話は別ですが・・・・
そんな話は聞いたことありません!
T様邸の補助金の変更申請書を持って行きに、西部総合事務所へ行き提出した際も
『そんな簡単にT-G3になるんですか?』と問われました。
簡単なわけないです!
簡単だったら鳥取県も『T-G2推奨』ではなく『T-G3推奨』されるでしょ?
それくらい時間と手間と、施主様には費用のご負担があると思います。
ちなみに何年か前にT-G3で申請書を提出しに行ったときは
『T-G3ですか!?できるんですね!』
って・・・・・
無事完成して、実績報告した時は嬉しかったのを覚えてます!
『やったッ!鳥取県がが決めた基準をクリアしたーーーー!!!!』と・・・笑
ま、頑張ったのは9割・・・・ん~?9.8割くらい社長の頑張りの結果だと思います。
補助金は頂いていますが、鳥取県のために性能の良い住宅をつくってる訳ではありません。
私たちに家づくりのお手伝いをさせて下さった、お客様、ご家族様のために
時間と手間をかけています。
時間と手間をかけた分、必ずいい方に返ってくると橋根は思ってます。
選ばれた工務店さんがどこまで、ご家族様のために時間と手間をかけて下さるか
そこは大切なポイントです!