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長寿命住宅には湿気対策は必須!これでなくては・・・

多湿地域の山陰地方です。しっかりとした湿気対策は住まいを長持ちさせるのに必要不可欠な工事です。どんな商品を選ぶかによって耐久年数も違ってきます。商品と性能、耐久年数を知ることで失敗しないしない家づくりに繋がっていきます。

こんにちは!エムアールホーム橋根です。

長寿命な住宅、長持ちする家・・・とのぼりやチラシ、看板などでお見掛けする事もあるかと思います。

30年、35年最近では、40年ローンなどもあります。ローンが完済し数年後リフォームや建て替え・・・

なんて事になっては、安心して過ごし続ける事ができませんよね。

住まいを長持ちさせるために『こんな所も大切なんだ!』と読み終えたときに思っていただけるような話をさせていただきます。

今回は先ず、『外壁のシート』のお話です。

 

 

長持ちする住まいの敵は『湿気』

四季のある日本。山陰地方は特に『多湿地域』と言われています。

少し前の寒い時期は乾燥するので、住まいには敵の湿気も必要です。

菌は気温が20℃になると活発になり、25℃以上湿度70%以上で一気に菌が増殖されるといいます。

そう考えると、湿度と言うのは私たちの体調管理をする上で必要ですが、そんな湿気は住まいにとって大きなダメージを与えるものです。

しっかり対策しないと断熱にも耐震にも大きな影響を与えてしまいます。

 

透湿防水シートと防湿気密シート

透湿防水シートは湿気は通して水は入れないというシートです。 湿気は水よりも粒の大きさが小さいので湿気は通しますが水(雨)は通しません。

防湿気密シートはそもそも湿気を通さないで気密を高めるというシート。 防湿は湿気を入れないとなると気密が取れるということになります。

 

透湿防水シート耐久年数

同じ透湿防水シートでも耐久年数は様々です。

35年ローン組んだのに、10年から20年しか持たないシートも中にはあります。壁の内部に施工する、透湿防水シートです。

張り替えるためには外壁を壊すところから始めなくてはいけません。汗

完成したら見えなくなってしまう物ですが、新築やリフォームをご検討された時からしっかりと商品を見極めていくことをお勧めいたします。

 

A商品【耐久年数10年程度】

● 透湿性と防水性を備えた外壁下地専用シート
● 壁体内の湿気を外に逃がして結露を防止

 

こちらの商品、ローン完済まで、耐久年数が足りません。

私たちの実験した結果、熱に弱くパサパサ・ボロボロになっていました。

エムアールホームでは絶対にお勧めしない商品です。

ちなみにお値段【1本8.600円位】

 

B商品【耐久年数30年程度】

●高密度ポリエチレン製の 耐久性に優れるシート

●透湿性能・防水性能に優れています

私たちも以前、採用していたシートです。施工の際も破れたり裂けたりすることはありませんでした。

ちなみにこちらはお値段は【1本6.400円位】

 

ちょっと待ったー!!ここで不思議なことに気づかれんせんか?

そうです!耐久性のいいB商品のほうが安価!

なぜこういった現象が起こるかと言いますと・・・ちなみに幅も長さも同じです。(幅1m長さ50m)

 

商品(建材)を知らないと損する

上記の不思議な現象の答えは簡単です。

A商品は黙ってても売れる商品だからです。多くのメーカーが使用しているからです。

建材はこういった風に、性能や商品が良い方が安価◎

大手が大量発注するから、性能や商品自体、B商品よりいいものでなくても値段が高いなどあります。

これは色々な商品を仕入れ、実験しながら金額も含め調べた私たちの結果です。

また、「大手ハウスメーカーさんも採用されていますよ」と聞くと安心される方もおられんではないでしょうか?

 

当社の事務所でご説明させていただきました、ご家族様にはお伝えいたしましたが

基礎に関する材料にもこういった商品がございます。

知らずに住まいづくりを進めていくと性能の良く安価な物を見落とし、劣化の早いものを選んでいる(勝手に決まっている)と言う事にもなりかねません。

 

エムアールホーム採用透湿防水シート

私たちは色々な商品を調べた結果、『WURTHウルト』にたどり着きました。

 

WURTHウルト特徴

 

●透湿・防水・高耐久・耐紫外線性能・耐界面活性剤性能

●透湿性能:屋内水蒸気を屋外へ逃がし結露を防止

●界面活性剤含浸試験を実施し、強い耐性有り

●優れた耐紫外線性能

●タッカー穴が広がりにくい

●80年相当の耐久試験にて高耐久性能を確認

 

近年、透湿防水シートの劣化が問題になっています。問題の原因の一つは界面活性剤による防水、耐久性能の低下です。この界面活性剤は防蟻薬剤や防腐処理された木材等に含まれており、これらから染み出した界面活性剤がシートの防水性能を落とすリスクがあると問題になっています。

この問題に対してウルトは界面活性剤への優れた耐久性能を持つ「ウートップ® ハイムシールド」を開発。公的試験機関でのテストを行い、界面活性剤による劣化ゼロを確認済みのようです。高断熱、長寿命住宅を求められている昨今です。住まいの内部を守るためにもWURTH商品をお勧めいたします。

 

ちなみにお値段【1本12.000円位】

他の商品より金額的に高いですが、簡単に替えれない部分、そしてA商品よりも3.400円プラスですが耐久年数が桁違いです。

B商品5.600円プラスですが耐久年数が倍になります。

ちょこっとプラスするだけで、耐久年数80年のシートを採用することができます。

エムアールホームのコンセプトの一つとして、『80年持つ住まい』です。

なので、私たちのコンセプトにぴったりな透湿防水シートと出会うことができました。

 

まとめ

防水シート一つとってもいろいろな商品があります。知らずに損をすることもあります。

合わせて単価もわからないと倍の金額・・・それ以上の金額を提示されることもあります。

私たちはより良い物を採用し住まいの内部から、本当に長持ちする住まいづくりを考えていただきたいと思っています。

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